日大医学部がコネ入試の存在を認める|高山忠利医学部長が会見

投稿者: | 12月 13, 2018

日本大学が会見を開き、日本大学医学部で「不適切入試」があったと認めた。

高山忠利医学部長によると、女性や多浪生への加点・減点などの得点調整は一切なかったものの、追加合格者に関して、日大医学部卒業生の子女を優遇して合格候補者を決定していたという。

医学部の同窓会から提供された子女のリストをもとに医学部長らが優先的に選んでいたのだそうだ。

つまり、「これまでコネ入試してました、テヘっ」ってことだ。

つい先日も岩手医科大(盛岡市)、金沢医科大(石川県内灘町)、福岡大(福岡市)も、文科省の緊急全国調査で、特定の受験者に有利な扱いをしたとして「不適切」と指摘されたばかりで、これで10校目となる。

日本では医学部は全国に約80校しかないのだが、そのうち私立は30校でそのうち3分の1にあたる10校が不正という衝撃的な事実。

東京医大の女子受験生への一律減点問題は女性差別なのか

ここで論点を整理する。

公にされていない合否基準があるという残酷な仕打ち

簡単に言うと、「学力(点数)などで公平かつ公正に合否判定しますよ」と言っておきながら、一部では親が日大医学部OBであれば、その子供を優先的に合格させていたという話。

どういうことかというと、例えが適切かはわかならにが、「宝くじ1億円が100名に当たります!」としておきながら、普通に当選した90名以外の「残り10名の決定」を、宝くじ業者のお偉いさんに優先的に割り当てたというのと同じようなものだ。

ましてや、医者になるのを夢見て頑張ってきた若者の純な気持ちを、大人の汚れた足の裏で無残に踏みにじるようなもの。

今後、医者にかかるときは、医者の出身大学もみなさんはチェックするようにしましょうね。

事前に学力も見るけど「コネ合格も普通にあるお!」って言っときゃ問題なかった

国公立とは違い、私学は独自の採用基準を設けていい。

明らかに公序良俗に反する基準は認められないだろうが、「定着率等の問題により、うちでは女子よりも男子の合格割合を多めに調整したいので、女子の合計得点に1.05を掛け合わせたものを男子の合計得点とする」など、定性的ではなく定量的な指標で入試要項に記載しておけば、気に入らなければ女子の受験者が減るだけで、このような不正入試と指摘されるような最悪の事態は避けられただろう。

男女平等の観点で問題があるのかもしれないが、入試としてはとりあえず成立すると思う。

医学界はキラキラした世界に見えがちだが、内情は無給医の問題など、ドロドロした世界であると世間に認識させたことは想像に難くない。

この際、全ての膿を出し切って、本当は合格していたのはずなのに、コネ採用のおかげで採用されなかった受験者に手厚いフォローをすべきだと思う。

だって、合否基準に「コネ合格も普通にあるお!」って書いていないのだから、大学側からの裏切り行為以外の何物でもない。