東京医大の女子受験生への一律減点問題は女性差別なのか

投稿者: | 8月 2, 2018

東京医大の女子受験生への一律減点問題が世間を騒がせている。

概要をおさらいしておこう。

東京医科大(東京都新宿区)が医学部医学科の一般入試で、女子受験者の得点を一律に減点していたとみられることが2日、関係者への取材で分かった。不正な操作は2010年前後に始まっていたとみられ、最近まで続いていた可能性がある。
女性は結婚や出産を機に職場を離れるケースが多いため、女子合格者を全体の3割前後に抑え、系列病院の医師不足を回避する目的があったという。

要は、別件の裏口入学事件の(↓)内部調査してたら女子受験者を対象にした不正な得点操作が発覚したということ。

東京医科大は廃業すべき【佐野太文科省局長裏口入学斡旋】

計画してたんじゃなくて、すでにやっちゃってたんだね。

つまり、同じ得点を取っていても、女子は不合格なのに、男子は合格してたってこと。

「機会の平等」を奪うことは典型的な差別

平等について議論するにあたり、まず「機会の平等」と「結果の平等」という2つの平等にぶち当たる。

「機会の平等」とは、全ての人々が同様に扱われるべきであるという観念で、特に人為的な障壁・先入観・嗜好などを「明らかに合理的と見なされているもの」以外全て取り除くべきであるという考え方。

一方の「結果の平等」とは、「機会の平等」のような入口平等の保障だけでは社会的平等は達成されないとして唱えられている、その名の通り結果における積極的な平等を保障すべきという考え方。

いうまでもなく、憲法等に保証されているのは、「機会の平等」の方で、何人たりとも侵してはならない普及不変の原理と言えるだろう。

機会の平等を平然と犯す人間や団体は、ヘイト(差別)に他ならない。

入学試験に関して性別の違いで差別を設けるというのは、入口における「機会の平等」に違反しているということなのだ。

女性に入ってほしくないのであれば最初から男子校にしろ

もちろん、男子校の存在は女性差別には当たらない。

様々な理由があり、女子校や男子校が存在するし、それはただの多様性だ。

そもそも受験資格を満たさないので受験することが出来ないので、差別を受ける側になりえない。

東京医科大学は、女性医師より男性医師の方が生産性が高いと考えているのであれば、最初から男子校の医学部を作ればよかったのではないか?

受験生に知らせることもなく、ブラックボックスの中で、本来は点数的に合格していた女性が、落とされて人生を狂わされた可能性を考えると、その女性に同情するとともに、日本という先進国でこんなひどい男女差別があるのかと唖然としてしまう。

他の大学の医学部も徹底調査すべき

今回、東京医科大学の事件が立て続けにおきて、クローズアップされているが、もちろん他の大学の医学部の過去の入試状況も徹底的に洗い出すべきだろう。

そして、酷い差別が行われていることが発覚したら、当然かかわった関係者全員を免職にすべきだ。

日大ラグビー部の悪質タックルの件や日本ボクシング連盟の件を見ても、老害が組織内部に幅を利かせているのは、百害あって一利なしと言える。

プロボクサーの村田諒太選手の言葉「そろそろ潔く辞めましょう、悪しき古き人間達」という言葉を、彼ら老害には投げかけたい。